バスクの旗は、イクリニャとも呼ばれています。スペイン北部の自治州・バスク国の州旗であるとともに、スペインとフランスにまたがる歴史的な領域としてのバスク国のシンボルでもあります。
デザインは赤地の上で緑の斜め十字と白の十字を交差させたもので、赤はバスク人を、緑は「ゲルニカのオーク」(バスクの伝統的な議会がこの木の下で開かれたことから、伝統的な法や、民族の自治・自由といった価値を象徴する)を、白の十字はカトリックへの信仰を、それぞれ意味していると言われています。
一般にこの旗はバスク人の民族的なシンボルと考えられており、フランス側の尾北バスクや在外バスク人たちの間でも使われています。