バスク語は、バスク地方の約60万人に話される言葉です。周りをスペイン語・フランス語などの印欧語に囲まれながら、それらの言語とは本質的に異なる系統不明の孤立した言語と言われています。
他の欧米言語との共通点の少なさゆえに習得が大変難しいとされてます。ジョークに、悪魔がバスクの娘を誑かそうとしてバスクのくにに7年間滞在したが、覚えられたバスク語は「はい」Bai と「いいえ」Ez だけだった、というものがあります。
また、「ローマの神学生のあいだで創られたバスク語学習にちなむ“神話”」として、神からどんな罰を与えられても全くひるまなかった悪魔でさえ、3年間岩牢にこもってバスク語を勉強する罰を課されると神に許しを乞うた、という話もあります。
ヨーロッパでは、バスク語の難しさはそれほど有名なのです。